子どもが寝ない
育児の中でもつらい(であろう)「子どもが寝ない」問題。
長女かーは本当に寝ない赤ちゃんで苦労しました。私にとって初めての育児だったのもあり、生後半年は相当疲弊していました。寝ないどころか、ほぼ泣きっぱなし。夜はずっと泣き続けるほど元気のよい赤ちゃんでした。
この記事を読んでも何も解決しません。が、少しでも気分が軽くなりますようにと願っています。
赤ちゃんが寝ない・・・
赤ちゃんってすうすうかわいい寝息をたてて寝るんじゃなかったの?寝るのが仕事って聞いていたような
・・・?こんな甘い考えだったのは長女かー妊娠中の私です。
何をしても寝ない泣きっぱなしの赤ちゃんは存在します。長女かーがそんな赤ちゃんでした。0時から24時まで、特に夜は毎日8時間おっぱいかミルクをあげているとき以外は泣きっぱなしでした。抱っこしながらずっとリビングを徘徊していました。私自身が疲れ果てて泣きっぱなしの長女かーを抱っこしながら何度気絶したことか。(寝るではありません。気絶です。)
周囲には、「泣きつかれて寝るでしょ」「授乳をパパにやってもらえば6時間寝られるでしょ」と言われることもあり、相談するたびこの子がおかしいのかなと精神的にも参っていました。
ネットで「寝ない 赤ちゃん」「寝かしつけ」「赤ちゃん 寝る コツ」ばかり検索していました。ネットで掲載されていた、「こうすれば寝ました!」の記事を読んでは試して寝ない赤ちゃん。
次女めーを産んで初めて気づきましたが、寝るか寝ないかは子どもの特徴なので仕方ありません。同じお腹の中から出てきたはずの次女めーはよく寝る赤ちゃんでした。おっぱいをあげればコトン。少し揺らせばコトン。立って抱っこしなくてもコトン。常に寝る赤ちゃんだったため、3時間おきとはいえ睡眠をとれたので出産の疲れはすぐにとれました。
寝ない赤ちゃんはそういう赤ちゃんなのです。他の赤ちゃんがこの方法で寝た!という事実はあっても、目の前にいるのは他の赤ちゃんではないのです・・・。人間誰一人同じ人はいないのと同じ。
親としては、泣き止まない理由を探してしまいますよね。もしかしたら効果あるかも?くらいの気持ちでネット検索したほうが良いです。
ネットで検索して、
- ミルクまたはおっぱいをあげる
- 夜はミルクを多めにあげてみる
- おむつを替える
- あやす
- 抱っこする
- 室内の気温や湿度に気を配る
これを読んでいる方、たぶんすべてを試していると思います。これらを試したのであれば親としては満点かと。
ミルクにする
「ミルクは腹持ちがいいから赤ちゃんがよく寝てくれる」これは、ミルクなら寝てくれる赤ちゃんが一定数いる、という話です。長女かーが泣き続け寝ない子だったので完ミ(完全ミルク育児)を試しましたが何も変わりませんでした。むしろおっぱいをくわえている時間は泣かない(というか泣けない)ので、おっぱいをとりあえずくわえさせておいたほうが楽でした。完ミ育児はミルクを作らなければいけないし、哺乳瓶を洗って消毒しないといけません。手間はおっぱいより多いです。自分を追い詰めるだけでした。助産師さんにもミルクは腹持ちがいいと言われましたが、ミルクにすることで寝てくれるかは別問題です。
おむつを替える
おむつを替えても寝ない泣き止まない赤ちゃんなんて山ほどいますのでご安心ください。我が家には3人子どもがいますが3人ともおむつを替えたところで泣き止んだことはありません。逆にうんちしても泣きません。うんちのときくらい泣いてくれと、何度思ったことか・・・。
サイレントうんち→うんち漏れの流れもう疲れたよ・・・
もちろん、おむつが汚れていたらおむつかぶれ防止のためにも替えましょう。
あやす・抱っこする
あやしたって抱っこしたって泣き続ける赤ちゃんはいます。長女かーはパパと交代で24時間ほぼ抱っこし続けていましたが、泣き止んだことはありません。それでも抱っこしていたのは、泣いている赤ちゃんが目の前にいるのに抱っこもしないひどい親になりたくないと、無意識に自分を追い詰めていたからだと思います。
泣いているということは生きているので安心ですし、逆に泣いている間にお手洗いや食事は堂々と済ませましょう。
周囲の声
自分の子を育てたことがあるのはあなたとあなたの配偶者だけ。子どもにとっての祖父母を含め親戚や友人は自分の子を可愛がってくれるかもしれませんが、育ててはいません。子どもは子どもの数だけ特徴があるので、他人の子が寝た方法が自分の子に当てはまるとは限りません。男の子だから元気とは限りません。女の子だからおとなしいとは限りません。
「うちの子は寝たけどね~寝ないっていっても、細切れで睡眠がとれるでしょ?」
ずっと泣き続けているのに寝る時間はどこにありますかね?
「赤ちゃんが寝ているうちにママも体力を回復すればいいのよ」
ずっと泣き続けているのに隣でぐうぐう寝られます?そもそも赤ちゃんが寝ないです。
普通に寝る子の子育てしかしたことのない人の言葉は時に残酷です。周囲の言葉なんて右耳から左耳へ聞き流しましょう。
3人の子どもの睡眠事情の比較をしてみたらこんな感じ。
結論を言えば、同じ両親から出てきたはずの子どもたちなのに、全員違う子です。
こんなとき! | 長女かー | 次女めー | 長男たい |
新生児期の睡眠 | 寝ない | 寝る | 長女かーよりは寝る |
妊娠中の カフェイン摂取 | ほぼなし | 1日3杯コーヒー | 1日3杯コーヒー |
泣き | ずっと泣いている | 泣くけど勝手に泣き止む | そこそこ泣いている |
長女かーの妊娠中はカフェインに気を付け、妊娠糖尿病にり患したので食事および運動に気を付け、出産時の体重は非妊娠時+7kgでした。妊娠中のカフェイン摂取はほとんど0でしたが出てきたのは寝ない赤ちゃんでした。
次女めーの妊娠中は助産師さんに相談の上、適度な範囲でコーヒーや紅茶を飲んでいましたし、妊娠糖尿病にならなかったので食生活は普通でした。長女かーの妊娠時より明らかにカフェイン摂取しましたが、次女めーはとても寝てくれる赤ちゃんでした。
まとめおよび対策
寝ない赤ちゃんが生まれた場合、その子はそういう特徴の赤ちゃんなのでこればかりは仕方ありません。寒いのが苦手なのに好きになった人に「一緒に趣味の寒中水泳しようよ」って言われても困るのと同じです。赤ちゃんの特徴を変えることは難しいので、自分および配偶者の考え方を変えてしまいましょう。
夫婦交互に寝よう!大人は少し寝不足でも大丈夫!
- 赤ちゃんの泣き声は聞こえてきてしまうかもしれませんが、週1でよいので夜だけパパにお世話を任せましょう。週1でもしっかり寝られれば体調は段違いです。
赤ちゃんが泣いている=生きているので大丈夫!
- お手洗いにも行けない、ご飯もゆっくり食べられない、シャワーも浴びられない・・・と思います。しかし、赤ちゃんが泣いていれば赤ちゃんは生きています。生きているのだから数分放っておいても大丈夫!
- ママだって生きなければなりません。最低限の身の回りのことをする時間はとりましょう。
(母乳をあげられるのであれば、)ママが寝ているときにパパにママのパジャマを脱がせてもらい、赤ちゃんの頭をしっかりもって乳首をくわえさせてもらいましょう。
- パパは仕事があるから・・・とか遠慮してはいけません。
- ママが倒れたらパパは子どもと2人きりですべてをこなさなければならなくなります。ママが1人で頑張ったら疲労で入院になるかもしれないですよ?そうしたら、仕事家事育児すべてがパパ1人にのしかかってきます。それよりは、パパが少し寝不足になってもパパとママで元気に育児をしたほうがトータルでダメージは少ないです。
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産院の一泊サービスを利用する
- 外部サービスに頼るとお金はかかりますが、家族に頼るより精神的に楽です。
- 産院宿泊であれば、助産師さんが常駐していますので赤ちゃんにとっても安心です。自治体によっては産後ケアサービスの一環として産院に宿泊する場合の補助金を出していることもあるので確認してみてください。私も一度利用しましたが、おっぱいのことが不安とか言いつつ一晩助産師さんに預けて寝ました。
- 私は試しませんでしたが、パパの理解が得られるのであればママだけホテルステイするのもいいと思います。
パパに頼って一晩寝られるように努力してください。一晩で6時間寝られると体調面も精神面も別人のように元気になります。私は産後3か月の頃に5時間続けて寝られたことで、ようやく体調を戻すことができました。