育児の中でもつらい(であろう)「子どもが食べない」問題。
次女めーは本当に食べない赤ちゃんで苦労しました。結局次女めーは一度もおかゆを食べずに離乳食が終わりました。おかゆを食べないので、もちろんすりつぶした野菜も魚も肉も、何も食べませんでした。
ただ、次女めーは私にとって2人目の子。長女かーとの個性の違いに驚きしかない日々だったので、そこまで悲観的にならず乗り切ることができたのだと思います。辛かったけど自分を追い詰めることはありませんでした。
この記事を読んでも何も解決しませんが、悩んでいる方の心が軽くなるといいなと願っています。
離乳食ってなんだっけ
離乳食・・・生後5~6か月になると、ご飯から栄養を摂取できるようになるため食事の練習を始める必要があります。(専門家ではないので詳しく知りたい方は健診や小児科等で聞いてください)
はじめは1日に1度、10倍粥をあげる(普段大人が食べるのは1倍粥=ご飯です)ところから始めましょう、と育児書には記載されています。慣れてきたらおかゆの量を2さじにし、3さじにし、ほうれん草やニンジンなどの野菜ペーストを追加していきます。
次に白身魚などのたんぱく質等を追加して食べられる食材を増やしていきます。生後7か月ごろには1日2回食、生後9か月ごろには1日3回食と進めていく必要があるのです。
離乳食初期~次女めーの場合~
生後5か月をすぎ、そろそろ離乳食を始めなければ・・・とおかゆを作りました。
しかし何をあげても口の中に入れてくれてべーっと出すならまだましな状況。スプーンで食べ物を口に持って行っても口の中にさえ入れてくれませんでした。すべてを断固拒否でした。
- 色んな食材を上げてみた?
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何をあげても食べません。手作りしても食べません。レトルトも売り場の全メーカーを試しましたが食べません。有機野菜も食べません。
- 兄弟のご飯の時間に合わせてみれば?
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長女かーと同じ時間に食卓につき、おいしそうに食べているね~とたくさん声掛けしました。長女かーは離乳食に関してはそこまで苦労しませんでしたし、どちらかというと食べるのが好きな子でした。もちろん食べません。
- 離乳食が硬いまたはやわらかすぎるのでは?
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毎日、昨日より少しだけ硬くしてみたりやわらかくしてみたり・・・何度も試行錯誤しましたが食べません。何度硬さの違うおかゆを作ったことか・・・何度野菜のすりつぶしの状態を変えてみたことか・・・
- 親が楽しそうに食べているところを見せれば?
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これに関しては自己判断なのでなんとも言えませんが・・・親が楽しそうにご飯を食べてみても食べません。次女めーと同じ離乳食を2つ準備して親がおいしそうに食べる様子も見せましたが効果なし。
離乳食中期~次女め~の場合~
離乳食中期になると、「7倍粥にしてみて食材を増やしましょう」「2回食にしましょう」もちろん何も食べませんでした。しかし、アレルギーの有無の確認だけはしたくて新しい食材は一通り口先に持って行って湿疹等が出ないか確認はしました。
「離乳食初期」で書いた離乳食を食べない子に・・・のアドバイスはもちろん効果はありませんでした。
薄めた麦茶?もちろん飲みませんでした。水分補給はおっぱいのみです。
離乳食後期~次女めーの場合~
離乳食後期になると、「5倍粥にしてみてさらに食材を増やしましょう」「3回食にしましょう」もちろん何も食べませんでした。
ここまで食べてもらえないとお菓子でもいいから食べてほしい・・・お菓子なら食べるかな?と「ハイハイン」「ボーロ」「おせんべい」赤ちゃん向けに売られているいろんなお菓子を試しましたが一切食べませんでした。
ハイハインを食べてくれれば、原材料はお米なので安心するところなのですけどね。
麦茶も飲みませんでした。相変わらず水分補給はおっぱいのみです。
保育園入園
おっぱいしか飲まないまま、1歳が近づき保育園の入園を迎えます。
職場が家から15分と近く時短勤務も申請していたため、次女めーを保育園に預けるのは8時~16時半でした。朝はおっぱいをたらふく飲ませておいて、昼は食べなくてもミルクとお茶があれば喉が渇けば飲むだろう、と自宅で使っていた(飲んではいない)マグを保育園に預けて、終業したらダッシュで保育園に迎えに行きおっぱいを飲ませる生活となりました。
そんな生活を2か月程度続けた結果、喉が渇いたら麦茶をコップから飲むようになったとの言葉が!水分補給ができるようになったときいて安心したことを今でも思い出します。そしてさらに3か月程度経過したときには、先生方が食べている通常食に興味が出てきたようで保育園で出している食材を試してきてくださいと言われました。通わせている保育園では、保育園で提供される基本の食材をすべて家で試しておかないと離乳食から通常食に移行してくれないことになっています。保育園から指示された、食べたことのない食材をすべて試し保育園で通常食に移行!そのまま通常食であればご飯を食べるようになりました。保育園でご飯を食べるようになって数週間後、ついに自宅でも大人の食べているご飯を食べてくれるようになりました。次女めー1歳5か月のころです。離乳食をはじめて1年間でようやく次女めーがおっぱい以外のものを口に入れて飲み込んでくれるようになりました。
離乳食と呼ばれる食べ物は断固拒否
次女めーは離乳食をはじめてから約1年でようやくおっぱい以外の食べ物・飲み物を口にするようになりました。それまで何をしても食べず飲まず。口にさえ入れさせてくれませんでした。おかゆは一切食べず、野菜のすりつぶしも一切食べず、食べやすくした肉や魚も一切食べず、軟飯さえ食べずに、大人が食べるご飯を食べるようになりました。
まとめと対策
「食べない子」に、いくら食べさせようと努力しても無駄です。大人だって満腹のときにA5ランクのステーキを出されても食べませんよね。え?食べます?私はそこで食べて太りますけどね。同じことです。長女かーは嬉しそうに食べてくれたので時間があれば離乳食を作って自分が楽しかったこともありますしいろんな食材を試そうとしていました。
次女めーは一切離乳食を食べなかったので、いつしかすべてレトルトに頼っていました。離乳食を作る時間と労力がなくなるだけでも、気分は違います。おかゆさえレトルトに頼っていました。今は粉末でお湯に溶かすだけのおかゆが売っています。捨てる離乳食に時間も労力もかける必要はないと考えています。
ここで3人の子どもたちの食の比較表を作成しました!
同じ両親から生まれているんですけど、やはり一言でいえば個性ですね。
長女かー | 次女めー | 長男たい | |
離乳食 | 食べる | 食べない | これから |
好きなもの | 甘いもの | 醤油味 | これから |
好きなお菓子 | アイスクリーム | グミ | これから |
- 子どもが食べないのはその子の個性。親がネットなどで試行錯誤したのであれば、食べない子だと割り切ったほうが楽。栄養を摂取させるためではなく、ご飯を食べる練習の時間だと割り切りましょう。栄養のためと考えると追い詰められます。
- 離乳食を作るのが趣味です!食べなくても作りたいです!という方は回れ右してください。食べない子だった場合、離乳食を毎日作ったり冷凍したりの手間はやめましょう。捨てるのだからレトルトで十分です。食べるようになったら、手作りしたければ作ればいいのです。せっかくの育児の時間、食べない子向けの離乳食を手作りする手間があれば子どもと遊んだりママがゆっくりする時間に充当したほうがwinwinだと思います。
子どもが食べないのは、与えるご飯がまずいからではないし、ご飯の硬さが月齢にあってないからでもありません。そういう特徴をもった子どもである、と受け止めたほうが気分は楽ではないかと思います。
次女めーは「食べない子」でしたが、長女かーは「寝ない子」でした。
同じお腹の中で育て、同じように子育てしているはずが姉妹間の違いに衝撃を受けるとともに、2人目の育児だったため「この子は食べない子どもなのだな」とどこか冷静に考えることができたので子どもが食べないことで自分を追い詰めることはありませんでした。
長女と次女は、同じ性別ですが本当にまったく違う子です。顔だけは似ています。
育児中は、周囲の意見を聞くこともあるのでさらに悩むかと思います。しかし「この子を育てるのは自分がはじめて」であり、周囲の意見が役立つか役立たないかは、わかりません。
周囲の意見は左耳から右耳へ聞き流しましょう。